「仕訳ってむずかしそう…」
「左と右に書くってどういうこと?」そんな声をよく聞きます。でも大丈夫。
仕訳は“お金の動きを整理するメモ”のようなもの。
仕組みさえわかれば、簿記の理解が一気にラクになります。
このページでは、初めての方でも
“例を見ればスッと理解できる”ように解説していきます。
📘 仕訳とは?超やさしい説明
仕訳とは、
「お金や物の動きを、ルールにそって左右に分けて記録すること」
です。
- お金が増えた?
- 減った?
- 物をもらった?
- 借金した?
こうした “取引の変化” を整理するための、簿記の基本ルールが仕訳です。
🧸 クマ先生のやさしい一言
くま先生「仕訳は、ルールに沿って記録するだけ。
深く考えずにスポーツのように体を動かすといいよ。」
📗 仕訳の基本ルール(これだけ覚えればOK)
簿記の仕訳は 左(借方) と 右(貸方) に分けて書きます。
借方、貸方なのでかりかたはりが左向きだから左に書く。
かしかたはしが右向きだから右に書く。
▼ 左(借方)に書くもの
- 増えた資産(現金・商品など)
- 減った負債
- 発生した費用
▼ 右(貸方)に書くもの
- 減った資産
- 増えた負債
- 発生した収益
つまり…
“どの科目が増えた?どれが減った?” を整理して書くだけ。
📝 まずは簡単な例で見てみよう
例1:現金100円を使ってパンを買った
- お金(現金)が減った → 貸方:現金
- パン代という費用が発生 → 借方:費用(例:消耗品費)
仕訳:
借方:消耗品費 100 / 貸方:現金 100
🐣 ヒヨコ



「ただの“メモ”みたい!これならできそう〜!」
例2:お客様に商品を売って1,000円現金でもらった
- 現金が増えた → 借方:現金
- 売上が発生した → 貸方:売上
仕訳:
借方:現金 1,000 / 貸方:売上 1,000
🐧 ペンギン



「“現金がどう動いたか” を見れば整理しやすいですよ〜。」
例3:ノートを100円かけで買った(後払い)
- ノートという資産が増えた → 借方:消耗品費 or 事務用品
- 後払い → 負債(買掛金)が増える → 貸方:買掛金
仕訳:
借方:消耗品費 100 / 貸方:買掛金 100
🧸 クマ先生



「“実際に払ったかどうか” も大事なポイントだよ。」
💡 仕訳がスッとわかるためのコツ
① “増えたのか減ったのか” を先に見る
仕訳で迷う原因のほとんどは、これが曖昧だから。
まずは お金・物・権利・義務 のどれがどう変化したかを確認。
② 勘定科目は丸暗記しなくてOK
最初から全科目を覚える必要はありません。
よく使う科目から 自然と覚えるので心配無用。
【H3】③ 左右の意味を深く考えすぎない
借方=良い、貸方=悪い
…みたいなイメージは不要。
左右は“ルールとして決まっているだけ” と割り切ると楽。
【H3】④ 仕訳は“例の反復”が一番効く
仕訳はスポーツの型のようなもの。
例を10~20問並べて “手を動かしながら” 練習すると一気に上達。
🐣 ヒヨコ



「型がわかると、どんどんスイスイ進めるよ〜!」
📚 どんな取引が出題される?(簿記3級の実例)
- 現金の出し入れ
- 売上・仕入(商品の売買)
- 給料・経費の支払い
- 前払金・未払金などの時差のある取引
- 決算整理(減価償却・貸倒引当金など)
📘 仕訳の種類は“生活に身近なもの”がほとんど。
初心者でも理解しやすいのが3級の良いところです。
🌲 まとめ:仕訳は“お金の動きのメモ”と考えよう
仕訳は簿記の中で最も大切な基本ですが、
本質をつかめば 決して難しいものではありません。
- 左(借方)と右(貸方)で整理する
- “何が増えて何が減ったか” を考える
- 例を通してパターンに慣れる
この3つを意識するだけで理解が一気に深まります。
🧸 クマ先生



「焦らなくていいよ。ゆっくり一つずつ、学びの森を歩こう。」
🐧 ペンギン



「仕訳はパズルみたいに整理できるので、楽しくなりますよ〜。」
🐣 ヒヨコ



「もっと例を見たい!ってなってくるよ〜!」










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