― 三分法で整理する保存版ガイド ―
「貸倒って、いつ処理するの?」
「貸倒引当金と何が違うの?」貸倒は“債権の最終形”とも言える重要テーマ。
ここをあいまいにすると、
決算整理・精算表・試験のひっかけ問題でつまずきやすくなります。
この記事では、
簿記3級で出題される貸倒に関する仕訳をすべて整理し、
迷わず書ける状態を目指します。
🌳 まず大前提:貸倒とは?
貸倒(かしだおれ)とは、
売掛金や未収金などが、回収できなくなること
をいいます。
👉 ポイントは
- 商品はすでに売っている
- 売上も計上済み
- でも、お金が回収できない
という状態です。
🧸 くま先生
くま先生「“もらえるはずだったお金が消える”のが貸倒だよ。」
① 実際に貸倒れが発生したときの仕訳(直接法)
① 売掛金が回収不能になった
例:売掛金10,000円が回収できなくなった
借方:貸倒損失 10,000
貸方:売掛金 10,000
👉 売掛金を消して、損失を計上
🐣 ヒヨコくん



「売上はそのままで、損だけ出すんだね…!」
【H3】② 未収金が回収不能になった場合
借方:貸倒損失
貸方:未収金
🧸 くま先生



「商品以外の債権でも、考え方は同じだよ。」
② 貸倒引当金を使う場合(間接法・超重要)
簿記3級では、
決算で“回収できないかもしれない分”を見積もる
という考え方が出てきます。
① 貸倒引当金を設定する(決算整理)
例:売掛金100,000円 × 5%
借方:貸倒引当金繰入 5,000
貸方:貸倒引当金 5,000
👉 まだ貸倒れていない段階
🐧 ペンギンくん



「“もしも”に備える仕訳ですね〜。」
② 実際に貸倒れが発生した(引当金あり)
例:売掛金5,000円が回収不能
借方:貸倒引当金
貸方:売掛金
👉 このときは貸倒損失を使わない(重要)
🐣 ヒヨコくん



「前に用意してた分から払う感じだね!」
③ 貸倒引当金が不足・超過した場合(3級範囲)
① 引当金が足りない場合
例:貸倒引当金3,000円、貸倒額5,000円
借方:貸倒引当金 3,000
借方:貸倒損失 2,000
貸方:売掛金 5,000
【H3】② 引当金が余っている場合(戻入)
例:貸倒引当金が多すぎた
借方:貸倒引当金
貸方:貸倒引当金戻入
🐧 ペンギンくん



「“使いすぎ・残りすぎ”も調整しますよ〜。」
④ 貸倒と三分法の関係(ここが大事)
三分法では、
- 売上は 売上 勘定で処理済み
- 商品勘定は使わない
- 貸倒は 売上原価ではない
👉 貸倒は「費用(損失)」として処理
🧸 くま先生



「“商品が戻るわけじゃない”から、仕入は動かさないよ。」
⑤ 貸倒とよく似た科目の違い
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 貸倒損失 | 実際に回収できなかった |
| 貸倒引当金繰入 | 将来に備える |
| 売掛金 | 商品代金の未回収 |
| 未収金 | 商品以外の未回収 |
🐣 ヒヨコくん



「“今なのか、将来なのか”で分けるんだね!」
⚠️ 貸倒でよくあるミス
| ミス | 正しい考え方 |
|---|---|
| 売上を取り消す | 売上はそのまま |
| 仕入を使う | 三分法では使わない |
| 引当金があるのに貸倒損失 | まず引当金 |
| 未収金を忘れる | 債権は全部対象 |
🐧 ペンギンくん



「“売った事実”と“回収できない事実”は別ですね〜。」
🌲 まとめ:貸倒は「時間差」で整理しよう
簿記3級の貸倒は、
いつ分かるかで処理が変わります。
✔ 整理の軸
- 今すぐ回収不能 → 貸倒損失
- 将来に備える → 貸倒引当金
- 引当金あり → まず引当金
- 三分法 → 商品は動かさない
🧸 くま先生



「“もしも”と“現実”を分けて考えるのがコツだよ。」
🐧 ペンギンくん



「決算整理・精算表とも相性のいいテーマですね〜。」
🐣 ヒヨコくん



「これで貸倒も整理できた!」










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